少し前の記事『セミリタイア後の変化①②』はセミリタイアを決めてから現在に至るまで、生活がどのように変わったのかを整理してから書いたのですが、色々とノートに考えを書き出している時にふと「人間らしい生活」という言葉が出ました。
でも、その言葉に少し曖昧さを感じたのでGoogle検索してみると、2006年と古いですが「人間らしい生活とは何か」を尋ねる調査結果(都市生活研究所実施)にヒットしました。
簡単に結果を抜粋すると、、、
<質問①>あなたにとって人間らしい生活とはどういうものか?
1位:安心で美味しい食事や十分な睡眠といった、生命の源を充実させる生活 (約60%*)
2位:季節の変化や自然を身近に感じられる生活 (約58%*)
3位:最低限の衣食住が実現された生活 (約44%*)
4位:子供や家族と一緒に様々な感情を感じ、語り合える生活 (約42%*)
5位:人やシステムに左右されることなく、自分の意思で行動ができている生活 (約37%*)
*筆者が調査結果報告書に記載された棒グラフの目盛を目視した数字です(報告書のリンクは本記事最後部にあります)
<質問②>今後、今以上に人間らしい生活をしたいと思うか?
したい (34%)・どちらかというとしたい(44%) 合計:78%
1、2位は納得で、実際私はセミリタイア後に食事や季節をより大切にするようになりました。
時間に余裕ができたことで"暮らし"を見直し、良く生きるために良く食べよう、そしてその食べることは自然と切り離せれない関係で人間は自然があって生かされている、と再認識したのです。
だからあの時、自ずと出てきた「人間らしい生活」という感覚をもったことに合点がいきました。
一方で驚いたのが、5位の結果。
回答項目の12個中5番目なので相対的に順位は高いけれど、絶対数37%は低すぎないか?と。
これは裏を返せば、63%の人が度合いの違いこそあれ「人やシステムに左右されることなく、自分の意思で行動ができている生活」は人間らしい生活ではないと思っていると私は解釈しました。
なんというか、ちょっと日本人っぽい・・・苦笑
社会性を重視し、協調性に長けている。
でも、2025年現在だときっとここは変わっている気がします。
ネットで情報収集が簡単にできる、SNSで自己表現の場がある、働き方も多様化している、、、今までの既定路線から外れて我が道を行く人も増えてきてますしね。
そして今はインフレや先行き不安な世界情勢だから、"人間らしい生活"を「したい」人の割合も「どちらかというとしたい」よりも増えていそうです。
最新版の調査、やってくれないかしら笑
とても関心あります。
興味があれば元ネタご参照ください ↓