私のけけけ

アラフォーでセミリタイア生活開始。自分軸で暮らす楽しさを綴ります。

北欧のあかり展 -自然に抗わない人々-

hokuoh akari

気になっていた『北欧のあかり展』に行ってきました。

素敵な照明を見る眼福だけでなく、解説文や映像も充実していてこぢんまりとした展覧会でしたがとても楽しめました^^

 

一番印象に残ったのが「自然に抗わない」という北欧の方々の考え方。

地理的な要因で冬は朝9時くらいに明るくなり、15時くらいからは暗くなってしまう。

日照時間6時間!しかもそれが5ヶ月(11月〜3月)続く!

だからこそ、その自然をあるがままに受け入れ、その中で豊かに暮らす工夫をする。

そんな環境から生まれた合理的かつ美しい照明の数々が紹介されていました。

 

展示で一番スポットライトを浴びていたのはポール・ヘニングセン(デンマーク)。

3枚のシェードが特徴的なPHシリーズライトが代表作です。

彼が喋る映像も公開されていましたが、ビジュアルも相まって気難しそうな印象苦笑

でもだからこそ光の具合が計算し尽くされ、後世に残る作品が生まれたのだと思いました。

ちなみに、右下のテーブルライトは「クエスチョンマーク」という名前。ほんとソレ^^

Paul Henningsen    PH Question

こんなところで読書したいなぁ。

hokuoh room

 

その他にコーア・クリント(デンマーク)のランプシェードは日本の折り紙に着想を得たそう。

確かに、イサム・ノグチのAKARIシリーズのような"紙感"がある。

そしてクリントのランプシェードは今も手作業で作り出されているというから驚きでした。

Kaare Klint

 

最後にこちら。フィンランドグッド・シェパード教会にあるライト。

私はこのライト(黒点線で囲っている3点)を引きで見た時、カモメが飛んでいる姿に見えました。伝わるでしょうか・・・?右のイラストの一番上にいるカモメの姿みたいな感じです。

フィンランドといえばカモメなので発見してほっこり気分になれました。(私だけかもしれませんが苦笑)

kamome


東京では3月24日まで開催、その後は大阪にも巡回するようです(3月27日〜4月14日@大阪高島屋)。

興味があればぜひ行ってみてください^^