楽しみにしていた上村松園展に行ってきました!
初めての中之島美術館でしたが、すごくモダンな建物で驚きました。
中にはチラホラ外国の方もいましたが、、、なるほどね、カプコン展もしておりました。やはりジャパニーズサブカルチャーは強しですね^^
今回の松園展は生誕150年記念ということで100作以上が展示されており、大作の下書きや様々な絵の練習に使ったスクラップブックなどもありました。
同時期の男性日本画家は女性の「華やかさ」を際立てて描いたのに対し、松園さんは女性の生き方に焦点をあて「凛とした気高さ」が滲み出る作風です。
彼女にしか描けない、一瞬で彼女の絵だとわかる唯一無二の美しさを堪能しました。
館内は一部撮影OK。
こちらは手前の女性の笑顔が良いなと思ってパチリ。
彼女の作品の中でこのようなわかりやすい笑顔が見れるのは珍しいと思いました。
松園さんといえば、ティファニーブルーならぬ「松園グリーン」が私の中で強く印象に残るくらい彼女の絵を代表する色だと思います。
彼女の描く女性像は比較的若めの年代が多いと思うのですが、衣装の色がピンクだと可愛すぎる、黄色だと元気すぎる、青だと大人っぽすぎる。
グリーンがちょうどいい。
出始めの若葉のグリーンのように、「はつらつ」「爽やか」といった印象を女性に与えてくれる気がします。
その一方で、この作品の色彩も好きでした。
薄紫とグレーが混じったような色に、淡いオレンジ。
それぞれの帯の色も着物と非常に合っている。素晴らしい配色です。
SHOPでは絶版になっている本も販売しくれていたら・・・と期待していましたが、残念ながらありませんでした。
代わりにマグネットを購入しましたよ^^
美しい建物に美しい作品、たーっぷり目の保養ができた1日でした。