モーニングショーの羽鳥パネルは興味深い話題を扱うことがあるので、そういう時はTVerで見るのですが、最近「60年間のビッグデータで判明 健康で長生きする人の共通点」という、これまた面白そうなネタをしておりました。
特に興味深かったのが冒頭の「都会と田舎 どちらに住んでいる方が長生きか?」というクイズ。
答えは「都会」なのですが、理由が「よく歩くから」というものでした。
もちろん、これは傾向であり皆がそうとは限らないし、他の理由も考えられる。
でもこの研究をしている先生曰く、データから見てもそう言っても差し支えないのだそう。
私も実際、実家(地方の車社会)から今住んでいる都会エリアに帰ってくると、歩数は明らかに違うので番組が推す論に納得感ありでした。
都会は暮らすうえで公共交通機関の利用が常なので、番組が都会の人がよく歩く原因に「駅までの道のりや乗り換えが多いから」としていたのもよくわかります。
そして、個人的には「文化・商業施設が豊富」というのも、都会の人がよく歩く遠因ではないかなと思います。
図書館、美術館、映画館、音楽・演劇ホール、公園や大型ショッピングセンター。
都会は日常の暮らしを「飽きさせない」場所が沢山あるのです。
しかも、公共交通機関でお安く行くことができる。
本人が能動的であれば、ひょいっとそれらを享受できるのです。
セミリタイア生活の今、会社員の頃は時間が無くてなかなか行けなかったそれらの場所によく行くようになりましたが、とても楽しいし、まだ飽きない。まだやりたいことがある。「暇」だと思う時間がないのです。
私はこの「暇」な時間が多いと人間の健康には毒だと思っていて、気持ちが沈んだり、ありもしない将来のことに不安になったり、、、基本ネガティブになりがちなのです。良くない心理的ストレスを抱えてしまうのです。実体験でそう思います。
でも外からの刺激が入ると、そんなストレスは吹き飛ぶ。
- 美術館で世界の巨匠の絵画を見て感じ入る
- オーガニックスーパーをはしごして素材の良い食品を選ぶ
- 図書館の公開講座で大学教授の話に知的好奇心を刺激される
- いつもと違う道を歩いてお店の新規開拓
- 自宅で煮詰まったらコワーキングスペースへ行って自習・仕事をする
都会にはそのような多くある、だからそれらの場所へ赴く、結果、よく歩く、心理的ストレス軽減、健康に繋がっている気がします。
・・・こんなことを書くと、都会贔屓者みたいに映るかもしれませんが、都会に対して不満だってあるし、田舎というか地方の好きなところだってあります。
ただ、人生の約半分ずつの年月を地方と都会で暮らしてきたアラフォーの経験談から、モーニングショーの都会住みの方が健康で長生きするというのは推せるなと思った次第です。
究極は都会と地方の2拠点暮らしが最高だと思っておりますが、お財布と相談ですね笑