私は過去、大学に入り直して図書館司書資格を取得しました。
司書になりたいとか国家資格が欲しいという理由ではなく、ただただ図書館への興味で勉強を始めました。
これは「社会人になってからの学び」だったので、昨今これを形容する言葉が色々とありますが(リスキリング、リカレント等)、私にとって司書資格の勉強は結果的に「生涯学習」という言葉がしっくりきており、これが勉強をして得た一番の収穫だと思っています。
つまりそれは「純粋な興味として追い続けたいテーマに出会えた」ということです。
人によっては、それは歴史、料理、語学、人体、宇宙とかになるのでしょうか。
学ぶことによってその奥深さを知り、またそこから別の分野へも派生する領域の広さ。
別に人から頼まれたり、金銭的な報酬が発生するわけでもないのに、そのテーマになると自らその分野に近づいてしまう、それも一過性ではなく、10年、20年、一生・・・という具合に。
それが私にとっての「生涯学習」の理解です。
こういうテーマがあると人生は退屈しないだろうと思うのです。
興味があるから関わっている時間はあっという間に過ぎていくし、そんな短期間で極められるような内容でもないから続きは明日以降へのお楽しみにもなる。
自分が暮らしていく中で少しずつパズルのピースが貯まり、ある一定量貯まるとピース同士の繋がりが見えてより理解が深まる感じ、それがとても面白く感じます。
司書の勉強を始めた頃、自分がこんなにハマるとは思っていませんでした^^;
この出会いを大事に人生を豊かにしていけたらと思います。