私のけけけ

アラフォーでセミリタイア生活開始。自分軸で暮らす楽しさを綴ります。

匂いの記憶

先日、スーパーへ向かう道を歩いていた時のこと。

何だか甘酸っぱい匂いがするなと思い、ふと街路樹の植え込みに目をやると熟しに熟した、完熟梅が十数個ほど落ちていました。

やっぱり。

どうりで嫌な甘酸っぱさではないわけだ。

どことなくフルーティー

・・・と思った瞬間に頭の中で、幼稚園に通っていた頃の記憶が蘇りました。

そう、懐かしい同じ匂い。

通っていた幼稚園の運動場の隣には小高い斜面があり、そこに桜や梅の木が植っていました。

熟した実が落ちたとしても、その頃は誰も掃除することなく、野鳥がつついて食べたりとか自然に土に還ったりしていたのでしょう。

運動場の鉄棒や竹馬で遊ぶのに夢中だった私が覚えているのは熟した実の匂いだけ。

スーパーへ向かう途中で香った匂いよりももっと熟れて濃い、それは腐る一歩手前くらいだったと思います。

就学前の年齢の記憶はほとんどないのに、梅の香りだけでぶわっと当時の風景を思い出し、数十年前の無邪気な時代へタイムスリップした気分でした。

今は遠く離れた場所で生活しているけど、確かにあの頃自分はあそこにいたんだよな、と。

不意にセンチメンタルな気分を湧き起こす、匂いの記憶。

私は今ここで踏ん張って生きてますよー^^