
大好きな養老孟司先生が「肺がん」を患ったと知ったのは昨年でした。
確か、彼の新刊発表の際のインタビューでさらりと公表されていて、とても驚いたしショックだったのを覚えています。
高齢だし喫煙者でもあるので致し方ないかもしれないのですが、現代社会に対する彼の視点はとても参考になることが多いのでずっと元気でいてほしい方の一人です。
病院嫌いの先生が標準治療を受けられ、その後徐々に対談などでメディア出演も再開されていたので快方にあるのだと思っていたのですが、再発したとこの番組で初めて知りました。
既にその治療は4~7月にお受けになっているらしいのですが、まだ現在進行形のよう。
このハートネットTVの録画がいつされたかはわかりませんが、受け答えの様子を見る限り、お元気そうなのでホッとしました。
著書『養老先生、がんになる』ではがんになっても喫煙はやめないとおっしゃっていたので(先生らしい^^;)、この先もリスクを抱えたままになるのは心配ですが、自由に好きなことをして過ごしてほしいとも思う、複雑な心境です・・・親族でも、むしろ会った事もない私が言うのもナンですが・・・苦笑
番組では「わからないことを楽しんで生きる」という先生の考え方に共鳴しました。
それは所謂「脳化」社会の現代、つまり何でもわかっていないと気が済まない、AIやメタバースなどが良い例で人間が全てを管理できると思っている、そのような社会への警鐘です。
自分自身も無意識にそうなっている瞬間があると思うので、先生の言う生き方は胸に留め、実行に移す努力をしたいと思いました。
「死ぬこと」など、まさにいつなるか、どうなるか「わからないこと」。
というか、わかる/わからない以前に死んでしまえば、自分が死んだことすら自分は認識できないのですから。
だから「わからないことを楽しんで生きる」とさらりと静かに話される養老先生はすごいなと思うし、私もそうありたいと強く思いました。
そしてどうか、お元気で長生きしてくださいとも思うのでした。