料理研究家の有元葉子さん。
最新の『暮しの手帖』でインタビューに答えていらっしゃいました。
2,3年前に初めて彼女の年齢を知り、もうそれはそれは驚愕しました。
あんな凛とした80代見たことないっ!
最近話題の麻生太郎氏も85歳・・・そう思えないほどの背筋ピン!スーツの着こなしシャキィィッ!・・・もう、すごいとしか言えない。
こんな80代の方を見ると自分の将来に希望を抱けます。
閑話休題。
さて、有元さんの話の中で印象に残ったのは「やるかやらないか、ただそれだけなのだ」ということ。ここに彼女の凛とした雰囲気の源泉があるような気がしました。
このインタビューでは玄米食をするかどうかという「食」視点のものでしたが、この考え方って自然とその他のことにも波及していくと思うのです。
特に私は元々慎重な性格なので、それこそ「やるかやらないか」の判断はものすごーく時間をかけてきました。
それはパンツ一辺倒からスカートを履くか、惣菜を買うかどうか、会社員時代のアフター5の習い事、果てはセミリタイア生活に切り替えるかどうか、まで。・・・振り幅デカいですね^^;
そんな「やるかやらないか」の選択を続けてきて分かったのは、結局「やらないとわからない」という事です。
至極当然ですが、私のような慎重派は決断先送りしがちだと思うので意外とこの事に気付けずに過ごしている可能性あるよな、と思います。だって、悩んで悩んで結局やる方を選ばないのですから。で、正直そこに発展性はなかったなと今になれば思います。

関心を持ったから「やろうかな」と思うのであって、それをやらないのは勿体無い。だって、こんなに星の数ほどある対象物の中から自分の目を惹くものに出会えていることは人生において、そう沢山あることではないと思うから。
そして意を決して「やる」方を選んでみたら、次に起こるのは良い意味での「開き直りの心」が生まれる。それは自分の心に迷いを生じさせていた主犯格に対してです。でもこれが生まれる経験を何度もすると強くなっていくのです。
結果、上手くいけば「やって良かった」だし、上手くいかなくてもなぜ上手くいかなかったかを自分なりに分析して次に繋げられるから、結局「やって良かった」になるのです。
そして何より良いことはこれら一連の「やる判断」「やった結果」が全て自分軸に置き換わることです。
そうすると色々なことに対して自分視点で判断したり、感じたりできる。
と同時に、それらは自分の内側だけの蓄積に留まらず、顔付きや姿勢、言葉遣い、醸し出す雰囲気など外側にも現れてくるから不思議。
自分への戒めとして忘れたくないなと思います。
・・・なんか、有元さんの話から結構飛躍してしまいましたが、そんな事を考えさせてくれる話を聞けて良かったな、と。
そして、彼女のレシピで好きな「卵一個の幸せ」パンケーキを作りたくなりました^^