朝ドラ『ばけばけ』が始まって2週間ですね。
私はあらすじにちと関心が持てなかったので視聴しておりません^^;
だから今の楽しみは再放送『とと姉ちゃん』。
でもあと2ヶ月くらいで終わりそうなのでやや寂しさを感じます。
ところでそのとと姉、直近放送分からは平塚らいてうさんにクローズアップでしたね。
大政奉還から太平洋戦争まで激動の道を辿ってきた日本。
「元始、女性は太陽であった」という女性の権利を主張するらいてうさんのような活動家が生まれた時代でもありました。
そんな強めな女性像だった彼女でしたが、このとと姉での描かれ方に驚きました。
だって、『あなたの暮し』への寄稿テーマがお汁粉についての随筆なんですもん。
どこまでが史実通りでどこから脚色かはわかりませんが、このお汁粉随筆は活動家・らいてうが「活動家」から離れて甘党という人間らしさや彼女の暮らしの一端が感じられ、親近感があって良いなぁ〜と思いました。(調べると、らいてうは実際に「ゴマじるこ」で『あなたの暮し』のモデルになった『美しい暮しの手帖』へ寄稿したようです)

実家で購読していた新聞を読み始めた高校生の頃は、大学受験対策だから政治・経済・社会の記事を読むべきなのに暮らし系が好きだったし、夕刊とか特に好きだったなぁ。
今もその精神は変わらないけど、時代が随分と変わり経済成長や安全保障、自然災害対策とかあまりのほほんとしていられない状況で緊張感を持つことが多くなりましたが、でもだからこそ何気ない「人の暮らし」は当たり前のことでなく、有難い・価値のあることだと感じるようになったなと思います。
眉間に皺寄せて喧々諤々も必要だけど、お汁粉食べるような時間を持つのを忘れないでー!と思います。全くもう、ね。