少し前から彗星の如く表舞台に出始め、様々な持論を展開する経済学者の成田悠輔さん。
私は彼の飄々としたところや皮肉なものの見方に楽しませてもらっており、彼が出ているYouTubeなどはよく見ていますが、先日読んだ、彼の寄稿した新聞記事は良い意味でらしくない内容でちょっとびっくりしました。
海外の物価の高さ、日本のエネルギー・食料自給率の低さに触れ、それでもこんな世界で小さな幸せを感じながら生きていくため彼は家庭菜園による自給自足や薪で風呂を沸かすような暮らしの準備をしているらしいのです。
少し前に亡くなられた森永卓郎さんの「トカイナカ」の生き方と似ていますが、成田さんのそれは「薪で風呂を沸かす」というワードから、緑深い「田舎暮らし」が想起されます。

もうこれは意外すぎて、本当ですか!?と問いたい。
都会的なイメージのある方だし、健康を省みないほどにお酒を沢山飲んでいると何かで話していたのを覚えています。健康でないと出来なさそうな田舎暮らしとは遠いところにいらっしゃるイメージです^^;
でも一方で彼の人生は苦労続きだったようですし、経済大国のアメリカで暮らし、学問界のてっぺんやメディア界の空気感も体験していらっしゃる。
そんな彼だからこそ、なんというか悟りの境地というか、結局は自助自力で生きていくのが良いという結論になったのかなぁともお節介ながら思ってしまいます。
私も自給自足に関心はありますが、それは自然災害や有事の際の危機管理が大きな動機。
人間が物理的に生きる術は食ですから、しかも作物を育てて実りを手にするには時間がかかるので早く着手した方が良いに決まっているのにこれもなかなか動き出せない。
でも年齢的に私と近く、自給自足のイメージと遠かった彼が本当に準備をしているならば大きな刺激になります。
引越しと併せて情報収集をしてみようと思います。