洋裁を趣味にして以来、美術展覧会の「装い」をテーマとした企画に関心を持つようになり、今年は2つの展覧会へお邪魔することができました。
ひとつ目は洋装でしたが、今回は和装がテーマでした。
丸紅ギャラリーにて。
商社の丸紅は元々近江商人が「近江麻布(まふ)」を関東へと持ち下りをしたことが創業とされているそうで、このギャラリーも着物、繊維系を得意とするようです。

「装い」✖️「幕末・明治」なんて私的にドンピシャな企画!
ということで、大企業の巨大ビルが立ち並ぶ大手町へと馳せ参じて参りました。
館内には着物で来ている方がチラホラ。なるほど、入館料が無料になるそう。
また、たまたま聞こえたのですが北海道から訪れたという80代くらいの女性も。
昔は着物をよく着ていたということですが、今は洋装。
でも、わざわざ遠方から来るほど和装への関心があるのだな、と、そして高齢なのにバイタリティの高さに感心しました。
展示内容は確かに和装に慣れ親しんでいればより楽しめたのだろうな、と。
襟や裾の着こなしに意味や時代背景があり、私はひたすら「へぇ」を連発。
こういう時は解説文が大変にありがたく、着物とセットの髪結の大変さも当時の方々の苦労がわかり、和装というのはある意味で女性を縛っていた象徴のようにも感じました。
日本での女性の洋装の一般化は主に戦後からだとは思いますが、それはあらゆる観点から女性を解放したのだな、と思いました。
和装音痴の私でも感動したのが着物に施された和刺繍の美しさ。
100年、200年近く経っていても、絹糸を使っているからか、現在でもその光沢ある美しさは衰えず、実物を触ることもできたのですが、手触りも良い。ずっと触っていられる!笑

私は洋裁だけでなくたまに刺繍もするのですが、西洋刺繍なので使う糸はコットン。
だからだと思うのですが、仕上がりの美しさが全然違うと気付かされました。
これは和刺繍の方が好きかもしれない・・・そう心が傾くほどの出会いでした。
これは早速本屋と手芸屋で調べなくては!です^^
コンパクトな展示でしたが収穫沢山。
ギャラリーは皇居に近くお天気も良い日だったので、少し散歩をしました。

鴨とは違う鳥も群れをなしてお堀にぷかぷか。
潜水して餌をとっていたのだと思いますが、水面に突き出た足が可愛かった笑

今年も沢山美術展に行けました。
本展は来年1月24日までやっているそうです。ご興味ありましたらぜひ^^