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昨年末に初めて手にとった、半藤一利さんの本。
ちょうど「大人の学び直し」として日本近代史に取り組み、明治・大正までは良かったのですが、第一次世界大戦からゴチャゴチャしてきてどう学ぼうか困っていたところ、半藤さんの本に出会いました。
これがものすごく読みやすく、戦争に至ってしまった背景を事柄だけでなく人々の心理構造の面からも分析されており、それは私が持っていた疑問にドンピシャで答えてくれているかのようであっという間に読了しました。
半藤さんは「歴史探偵」と言われるほど、特に昭和史に明るい方。
先述の通り、学ぶきっかけをくれたと思い、彼のおそらく代表作であろう『昭和史』を読んでみることにしました。

この本はですね、文庫にしてはものすごい分量で500ページ強。
通常の文庫って大体200ページくらいだと思うので(写真は厚みの比較笑)、購入するときはややひよりました^^; ちゃんと読了できるのかと・・・。

でも立ち読みして確信。
これならいける!そう、やはりすごく読みやすいのです。
半藤さんが講師となって授業形式で語るという「口語調」が良いのです。
しかも「物語性」もある。
4日くらいで読了し、ブックマークも沢山!非常に読み応えがありました。
- 軍部の分不相応な慢心
- 根拠なき自己過信
- 実体・具体ではなく精神・抽象を重んじる
- 都合の良い解釈
- タコ壺的な閉じられたエリート集団主義
- メディアの煽動、煽られる国民
もうね、現代でも通じる問題点だらけ。
唖然とすることもしばしば。でもこれが事実。
人間の弱さや浅ましさ、そして諦観、でも毅然と理論で向かおうとした人もいたことを知り、大変勉強になりました。
これは半藤沼にハマるかもーー!
というのも、彼の著作はものすごく大量にあり、既に読みたいものだらけ。
そして、作中に触れられていたノモンハン事件も昔読んだ村上春樹さんの小説で確かモチーフにされていたなと思いだして(『ねじまき鳥のクロニクル』)再読もしたいし、どうやらそれ関連の紀行文もあるよう。
これは時間がいくらあっても足りないな・・・^^;
まぁ、でも嬉しい悲鳴でしょうか。
学ぶって楽しいですからね。
ちょうど今年は日本の戦争遺跡を色々訪ねたいとも思っていたので、事前学習をしっかりしていきたいです。