私のけけけ

アラフォーでセミリタイア生活開始。自分軸で暮らす楽しさを綴ります。

性別を越境してきた歴史

前から気になっていた國學院大学博物館の『性別越境の歴史学』展に行ってきました。

男性、女性という「性」の「越境」。

男でもあり女でもあるという「曖昧な性」を主に男装や女装を例にとり、古代まで遡ってその意味するところを考察する展示内容。

「男は男らしく、女は女らしく」という感覚は明治時代以降に強まったとされ、でもそれ以前の日本では「曖昧な性」が許容されていたという。

古事記や日本書紀でも異性装をする人物は尋常じゃないパワーを発揮するエピソードが描かれており、そういった「男でもあり、女でもある」という双性さは異能、または神に近い神性の源泉とする「双性原理」という考え方があるそう。

また、そのような男女の転換は「生」と「死」の転換をも期待したとして、男性遺体の副葬品に女性用の櫛があったりと考古学的にも示唆される例があるという。

 

とても小さな展示スペースでしたが、知らないことだらけでびっくり!

現代ではLGBTはタブー視されなくなり、私もそういった方々と交流したことはありましたがこの分野について無知すぎることに気付かされました^^;

また、展示では神話や考古学だけでなく芸能や祭祀などにも性の越境は影響を及ぼしていたと紹介しており、普段自分が意識していないだけで日本文化を支えている側面があるのだなと思いました。

LGBTを人権問題としてしか捉えていなかった私。

興味深い切り口で新しい風を入れてもらったかのようで大変勉強になりました。

 

平日だし、あまりアクセスも良くないのに、老若男女で賑わっておりましたよ。

しかも図録は売り切れという事でしたから、皆さんも興味をひかれたのでしょうね。

会期は2月23日(月)までなのでお急ぎを!

また、会場に足を運べなくてもYouTubeで解説付きで一部見れますのでそちらもおすすめです。

www.youtube.com