私のけけけ

アラフォーでセミリタイア生活開始。自分軸で暮らす楽しさを綴ります。

不謹慎ですが、、、可愛い

残暑厳しい中、会期がもうすぐ終わりそうとのことで文化服装学院の博物館の『衣服が語る戦争』という企画展を観に行きました。

この学校は戦前に創立、しかも専門の「服」の観点で戦後80年を語るというのですから必見です。

〜展示物の写真はNGだったので、パンフ掲載の画像を使っています〜

初めて訪れた館内はさすがファッションの権化ごとく、おしゃれな椅子が沢山置いてあり、展示室は広く清潔でした。

展示品の多くが日本と外国の戦前・戦後の服とファッション雑誌。

印象に残ったもの・・・まずはこちら、七五三の着物。

今だとちょっと信じられないですが、子供が着る服に戦闘機や艦隊がデザインされています。

これだけでなく、日常着るであろう男の子の浴衣にもカーキ色(日本軍服と同様の色)や戦争を想起するようなデザインがいくつもありました。

日清・日露戦争で日本は勝利したので、その機運が子供の服にまで影響を及ぼしたのですね。

幼い頃から知らずのうちにその機運に染まる例でちょっと怖かったです。

 

お次はこちら。

イギリスのスカーフですが、周りに施されている文字は鉄やゴムなど軍資源になるものの供出を呼びかけています。(「鉄は戦車になる」「ゴムは飛行機になる」と書かれているそうです)

日本でも調理道具やボタンとかが没収されていたのは知っていたけど、イギリスもそうだったとは知りませんでした。

くすんだ水色とピンク、そしてデッサン画風のイラストが私的にツボでした。

 

そしてこちら。女性用のもんぺです。

どうやら政府はもんぺとは別に「標準服」として地味だけどエレガントなワンピースも定めていたようですが、実際はほぼ普及せず、もんぺが広く着用されたようです。

確かに、朝ドラ『とと姉ちゃん』『あんぱん』での戦時中は女性は皆もんぺを着ていました。

・・・ところでこのもんぺ、不謹慎ですが、すごく可愛いと思ってしまいました^^;

袖のドルマンっぽい感じ、ボトムの腰がゆったりして足首辺りですぼむデザイン、そして腰上で結んでいるリボンはハイウエストに見せてスタイルが良く見える・・・現代洋服の流行デザイン、全部揃っていますよね?

というか、きっと現代が参考にしていますよね、これ・・・。

不謹慎だとは思いつつも、感心してしまいました。

 

今年は戦後80年なのでメディアで色々な企画がありましたが、今回の展覧会は視点が独特だったので新鮮で興味深かったです。

特に女性の服については、食糧難の中「着物を食べ物に代える」という物々交換が多くなされ、それが着物離れ=洋服へ転換していったきっかけでもあるので、時代の変化が色濃く反映されているなと感じました。

「衣食住」と言われるくらい、服は日常生活に欠かせないもの。

そんな必需品の変遷を辿れる良い企画展でした。